このサイトについて

「映画遺産−国立映画アーカイブ映画資料ポータル−」は、国立映画アーカイブが所蔵する映画フィルム以外の映画関連資料（ノンフィルム資料）をデジタル化して画像を公開し、映画の歴史が持つ豊饒さを多くの方々と共有するためのウェブサイトです。

本サイトは、国立アートリサーチセンターによる事業であり、国立映画アーカイブと国立情報学研究所が共同研究として構築・開設し、国立映画アーカイブが運営いたします。

国立映画アーカイブが収集と保存に努めているのは映画フィルムだけではありません。スチル写真、ポスター、脚本、プレス資料、映画関連の書籍・雑誌、映画の機材類などさまざまなノンフィルム資料のコレクションをこれまで構築してきました。これらの資料は、民衆の文化であり高度な芸術でもある映画がどのように生まれ、どのように人々のもとに届けられ、私たちの生活に結びついてきたかを雄弁に教えてくれます。

これまで国立映画アーカイブは、所蔵するノンフィルム資料のオンライン公開のサイトとして「NFAJデジタル展示室」や「日本アニメーション映画クラシックス」内の「大藤信郎記念館」などを制作してきました。これらは、特定のテーマに関する資料をキュレーションに基づいて紹介するページでしたが、本サイトはそれらとは異なり、より総合的に映画資料を公開するために制作されたものであり、これからも資料のデジタル化と並走して内容を充実させてゆきます。本サイトが、映画についての新たな学びを得るきっかけになれば幸いです。